花 結 (はなゆい)

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zoom RSS トンボは関係ないけれど

<<   作成日時 : 2012/08/06 20:28   >>

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 いわゆる「赤とんぼ」がイネの上を飛び始めた。同じ胴体が赤くなるトンボでも、田んぼの上空を獲物を追って常に飛び続けている、アキアカネの仲間のトンボと、ほとんどイネの葉にじっととどまっているミヤマアカネと、大きく分けると二つのグループがある。
 画像は若いミヤマアカネ。ヤグルマトンボともいい、飛んでいる様子はまさにこいのぼりの上の矢車。はばたくように短距離を移動する。秋になるとオスは赤くなる。アキアカネたちのツィーと直線的な飛び方とは違っている。

 もちろん、田植えをすると(気温が上がり始めるということ)飛び始めるホソミオツネントンボなどどのイトトンボの仲間やカワトンボ、シオヤトンボ、シオカラトンボ、王様格のオニヤンマなども見られるけれども、田んぼやイネとかかわりの深いのは、赤とんぼたちではないだろうか。何より、稲刈りを済ませると、その日のうちに姿を消してしまうのだから。
 イネが開花し、実を結び始めるとその少し前からクモヘリカメムシなども集まってくる。これは未成熟なコメの実の汁を吸ってしまう招かざる客であり、トンボたちは彼ら害虫にとっての天敵なのである。

 まつりは、五穀豊穣を祈るものであっても、他の地方にある「虫送り」などの意味合いは全く持っていない。考えてみれば、田畑の作物を荒らす野生動物たちに対しても、ほとんど触れていない。かろうじて、「鹿うち神事」にその薄い名残はあるが、どちらかといえば鹿討ちも五穀豊穣や子孫繁栄の色合いが濃く、あまり動物たちを嫌ったりする雰囲気はない。かといって、獲物、食糧としての扱いも薄く、九州地方などの神楽にみられる海山の供物に加わることもない。ちなみに現在この地区周辺に出没しているのは、ニホンザル・ニホンジカ・ニホンカモシカ・ツキノワグマ・タヌキ・ハクビシン・テン・カラスなど。キツネはほとんど見かけなくなった。

 田んぼに当たり前のようにして居て、稲穂の揺れる光景の一部に溶け込んでしまっている、虫たち。カエルなども数種類、けれども全く祭りには関わりがないよなぁ、と、トンボ飛ぶ夏空を見上げてぼんやりと考えていたのであった。

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